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歯周内科

歯周内科

歯周内科とは薬によって歯周病を治す治療です。歯周病はお口の中にいる細菌やカビによる感染症が原因ですが、全て取り除くことは不可能です。
そこで、歯周病を引き起こす細菌に効く薬と薬剤によって治療しようとする方法です。

治療の流れは次の通りです。


  • STEP01
    顕微鏡で細菌、カビの確認

    顕微鏡で細菌、カビの確認

    位相差顕微鏡(位相差顕微鏡)という、顕微鏡でお口の中の細菌の種類や数を検査します。治療後と比較して治療の効果を確認します。

    さらに今後の経過を見ることにも役立ちます。 

  • STEP02
    薬の服用

    薬の服用

    3日間くすりを服用していただきます。薬の効果は1週間持続します。

  • STEP03
    カビの除去薬剤での歯磨き

    カビの除去薬剤での歯磨き

    専用の薬剤で歯磨きをしてもらいます。

    専用の薬剤で1週間歯磨きをしてもらいます。

    薬と歯磨きで1週間で細菌を減らします。

  • STEP04
    バイオフィルムの除去

    バイオフィルムの除去

    専用の機械で歯周ポケットの中を洗います。

    薬を服用していただき3日目に歯周ポケット内のバイオフィルムを破壊します。

    バイオフィルムは薬剤が浸透しにくいため、破壊することで効果を高めます。

  • STEP05
    除菌後の歯石取

    除菌後の歯石取り

    炎症が収まったところで歯石取りを行います。

    通常の歯石取を行います。

    歯石取りを先に行わない理由は、体の感染を防ぐためです。

    一般に歯石取りは歯肉の上と下に分けますが、これも感染を防ぐためです。

    炎症の強い歯肉の周りの歯石を落とすと開いた血管から感染します。

    その為歯肉の下深い所は分けて行う必要があります。

    (一度に落とすと感染し熱発します。)

治療後は家庭での歯磨き(プラークコントロール)を正しくやっていただき再感染を防いでいただきます。

正しく歯磨きをしていただくことで歯周病の細菌が増えることはないので、それ以降は薬の服用は必要ありません。

定期的に来院していただき、歯周病菌の状態や歯周病検査を行います。

一度歯周病の細菌が減少し歯周治療が終わると、再感染しない限り歯周病の発症は少なくなります。

しかし、歯石など溜まると細菌の住みかとなり常在菌による悪影響が起こります。

定期的な歯石取りは必須です。

再感染は唾液など介した感染などが多く、夫婦間やペットなどの接触によっても起こるとされています。出来ればご夫婦でお勧めします。